幸せってきっと こういうこと

「長く伸ばした髪を切る前に撮ってほしい」
そう依頼があったのは、合唱団を立ち上げ、歌うピアニスト・指揮者の八巻さんから。
そんなきっかけで呼ばれた撮影は初めてでした。
でもそれが嬉しかった。
どんな髪型でも、彼らしくあるようにと思い、この日ご一緒させていただきました。

赤く実った頬
ご依頼をいただいたのがこちらの親子から。
林檎が実り、収穫が今か今かというタイミングで、アップルパイを持参しての撮影でした。
緑の上にシートを広げて、アップルパイと紅茶をおともに、おしゃべり。
突然、抱っこしながらの、ほっぺたへのチューには、こちらまで頬が赤くなるような気がしたのを覚えています。
12月のこと。
太陽が沈んでいく季節外れビーチ
車で走る。
長い海岸線。
そこで見えたこの景色。
夏の終わりを過ぎて、季節外れの砂浜で遊ぶ子どもたちの喜ぶ音が聴こえてくるような。

新幹線の窓から見えた夕陽
この光景に胸が熱くなる。
たくさんの人が住む街の温度とも、自然が連なる山々の温度とも、哀愁に満ちたこの心ともサヨナラ。
福島の家を離れ、京都に移り住み、しばらくした頃のこと。

未来に夢を託して
彼は夢の街へ向かっていた。
後から聞いたら、そこは東京にあるらしい。
僕にはその街が夢の街かどうかはわからないけど、とにかく応援したくなって依頼を受けました。
地元でたくさん生きてきたこの人生を、もっと広げたい。
そう願っていた僕の中の何かがシャッターを切っていた。

幸せに向かう馬車に乗るふたり
四季の里という自然豊かなテーマパークには、50円玉で走る馬車がある。
新婚さんのおふたりの表情からは終始笑顔が溢れていて、こんなにも楽しい50円での体験は他ではないかもしれない。
そんな束の間ドライブに、辺りからは拍手が向けられていた。

落ち葉と戯れあう結ばれたふたり
空中に舞い上がった葉っぱたち、地面いっぱいの葉っぱたち。
そのくすみオレンジの世界に包まれて、幸せな笑い声が響いていました。

マジックショーに魅了される子どもたち
マジシャンが「タネも仕掛けもあるかもよ」と言っても、子どもたちの目の前で繰り広げられるショーには、大人もびっくりの驚きが詰まっていた。
この写真を見たとある方から「この瞬間がいい、素晴らしい」と褒められたのも嬉しかったです。

誓い合った日

夏の日差しに目をつぶる

手書きハロウィン
春に呼ばれて

やわらかな旋律を求めて

自分をまっすぐ見つめる

今は無きブックカフェの2Fで

作家さんが生み出すもの

溢れた涙をそっと拭う

夢の場所

いつまでも戯れあっていたいよ
雨粒に覆われたやさしい空